SNSで見つけた店の76%は、Googleマップで調べ直されている。9月25日発表の飲食店探し調査から読む、インスタを頑張っているのに予約が増えない店が今週そろえる3つのこと

9月25日発表の飲食店探しの調査で、SNS・動画で見つけた店の76%がGoogleマップで検索し直されていることが分かりました。最後の一押しは料理・店内写真が19%で最多です。調査の事実と読み方、SNSの反応を来店につなげるためにGoogleマップで今週そろえる3つのことを整理します。
先に結論をお伝えします。2026年9月25日に発表された飲食店探しの調査で、SNS・動画で見つけた店の76%が、そのあとGoogleマップで検索し直されていることが分かりました。決める直前の「最後の一押し」は、料理・店内の写真(19%)が最も多い結果です。
つまり、Instagramや動画で知ってもらっても、Googleマップで「確かめた」ときの見え方で来店が決まる可能性が高い、ということです。SNSとマップを別々に運用している店ほど、つなぎ目で取りこぼしが起きやすくなります。
こんな悩みはありませんか?
- Instagramの投稿は伸びるのに、予約や来店が思ったほど増えない
- 「インスタ見ました」と言われるが、どの経路で来たのか分からない
- Googleマップの写真やメニューは、開店当時のまま触っていない
この記事で分かること
- 9月25日発表の調査で、何が分かったのか(発表された事実)
- 「SNSが伸びれば来店も増える」とは言い切れない理由
- SNSの反応を来店につなげるために、Googleマップで今週そろえる3つのこと
9月25日発表の飲食店探し調査(発表された事実)
調査は、飲食店向けにSNS運用やGoogleマップ支援を行うSOEL株式会社が、2026年9月10〜12日に実施したものです。対象は全国の20〜59歳で月1回以上外食する512名(インターネット調査)です。主な数字は次のとおりです。
| 設問 | 結果 |
|---|---|
| SNS・動画で見つけた店を、Googleマップで検索し直す | 76%(該当者86名) |
| 店を見つけたあと、別の媒体で調べ直す(全体) | 54% |
| マップで見つけた店を、SNS・口コミで調べ直す | 56% |
| SNSとマップの両方を行き来する | 47% |
| 決める直前に最後に見たもの | グルメサイト26%/Googleマップ21%/店名検索18% |
| 何も調べずに行く | 29% |
「最後の一押し」になったものは、料理・店内写真19%、家族・友人との会話16%、誘われたこと11%、口コミの内容10%、口コミ点数8%、営業時間・定休日6%でした。
なお、76%は86名の回答で母数が小さく、調査元もGoogleマップ支援を事業にしている会社です。数字はそのまま断定せず、「SNSとマップを行き来して決める人が多い」という傾向として読むのが適切だと考えます。
よくある誤解:「SNSが伸びれば、来店も増える」
SNSは「この店、気になる」と思ってもらう入口としては強い一方、来店を決める場所は別にあることが、この調査から読み取れます。ここからは見立てですが、SNSで知った人は次に「場所はどこか」「今日開いているか」「予約できるか」をGoogleマップで確かめていると考えられます。
ここで店名で検索しても出てこない、写真が暗く古い、営業時間が違う、予約先が分からない、といったことがあると、気になった気持ちがそこで止まります。SNSの投稿を増やすより先に、マップ側の「受け皿」を整えたほうが来店につながるケースは少なくありません。
また、口コミ点数が決め手になった人は8%にとどまりました。★の数を気にするより、写真と中身で選ばれる準備をするほうが優先度は高いと言えます。
Point
SNSは「気になる」をつくり、Googleマップは「行く」を決める。来店を増やすには、その間のつなぎ目をそろえることです。
店名・写真・予約導線の3つをそろえる
① 店名:SNSとマップで同じ名前にする
なぜ:SNSで知った人は、プロフィールの店名をそのままGoogleマップに打ち込みます。Instagramでは英語表記、マップではカタカナ表記、のようにずれていると、検索で見つからないことがあります。
どうやる:Instagramのプロフィール名と、Googleビジネスプロフィールの店名を、実際の看板と同じ表記にそろえます。Instagramのプロフィールには、エリア名と業態(例:「〇〇駅 徒歩3分|炭火焼鳥」)を入れ、マップで探しやすくします。Googleビジネスプロフィールの「ソーシャルメディア」欄にはInstagramのURLを登録し、逆方向の行き来もできるようにします。
※店名に地名やキャッチコピーを足して登録するのは、Googleのガイドラインで認められていません。看板どおりの店名にしてください。
② 写真:「最後の一押し」になる写真を自分で入れる
なぜ:最後の一押しは料理・店内写真が19%で最多でした。SNSで見た料理がマップの写真に見当たらない、店内の雰囲気が分からない、という状態は、来店前の不安につながります。
どうやる:オーナーとして、次の写真を登録します。SNSでよく反応がある料理は、マップにも必ず入れます。
| 写真 | 確かめたいこと |
|---|---|
| 看板料理(SNSで反応が多いもの) | 「インスタで見たあの料理」があるか |
| 店内(席の広さ・明るさが分かるもの) | 誰と行けるか、落ち着けるか |
| 外観・入口 | 迷わずたどり着けるか |
| メニュー表(価格が読めるもの) | 予算に合うか |
③ 予約導線:「今から行ける」が分かるようにする
なぜ:調べ直す人の多くは、行くかどうかを決める直前の段階にいます。営業時間・定休日が違っていたり、予約の方法が分からなかったりすると、近くの別の店に流れやすくなります。
どうやる:営業時間・定休日・ラストオーダー・臨時休業を最新にし、予約リンク(自店の予約ページやグルメサイト)と電話番号を登録します。Instagramのプロフィールにも同じ予約先を置き、どちらから来ても同じ場所で予約できるようにします。電話が多くて困っている店は、Googleマップの情報で問い合わせ電話を減らす運用も参考にしてください。
この変化が売上のどこに効くか
SNSで「気になる」と思った人のうち、マップで確かめて実際に来る人の割合が上がれば、投稿の量を増やさなくても新規の来店数・予約数が増えます。①の店名と③の予約導線は、確かめに来た人を取りこぼさないための対策です。②の写真は、看板料理や店内の雰囲気を来店前に伝えることで、来店後の注文(客単価)や、イメージどおりだったという満足(リピート)にもつながると考えています。
ヒロガルは200店舗以上を支援しており、うちミシュランガイド掲載店は10店舗です。京都市内の居酒屋様では、Googleマップの表示が月約1.57万回、そこからのアクションが603件(うちルート検索389件)ありました。マップが「行くかどうかを決める場所」になっていることは、現場の数字からも感じています。
今週のチェックリスト(コピーして使えます)
- [ ] InstagramとGoogleマップの店名が、看板と同じ表記になっている
- [ ] Instagramのプロフィールに、エリア名・業態・予約先を書いた
- [ ] GoogleビジネスプロフィールにInstagramのURLを登録した
- [ ] SNSで反応の多い料理の写真を、マップにも登録した
- [ ] 店内・外観・入口・メニュー表の写真を、自分で登録した
- [ ] 営業時間・定休日・ラストオーダーが最新になっている
- [ ] 予約リンクと電話番号が、SNSとマップで同じになっている
口コミについては、件数や点数よりも中身が見られています。料理名を書いてもらうよう頼むのはGoogleのポリシー違反になるため、口コミに料理名が入ると検索に強くなる理由と、店側でできることもあわせて確認してください。
まとめ
- 9月25日発表の調査で、SNS・動画で見つけた店の76%がGoogleマップで調べ直されていた
- マップで見つけた店も56%がSNS・口コミで確認されており、お客様は媒体を行き来して決めている
- 最後の一押しは料理・店内写真19%が最多、口コミ点数は8%だった
- SNSとマップのつなぎ目として、店名・写真・予約導線の3つを今週そろえる
- 76%は母数86名の数字のため、傾向として読み、自店のマップの数字で確かめる
次に読む記事:ランチ・ディナー・宴会で「探され方」は3回変わる。時間帯ごとのGoogleマップ対策/飲食店のGoogle対策をまとめて知りたい方は飲食店のGoogle集客ガイドへ。
参考:
よくあるご質問
Instagramの投稿をやめて、Googleマップだけに力を入れればいいのでしょうか?
おすすめしません。調査では、SNSで見つけた店をマップで調べ直す人が多い一方、マップで見つけた店をSNSや口コミで調べ直す人も56%いました。どちらか一方ではなく、SNSで知ってもらい、マップで確かめてもらう流れをつなげることが大切です。
「76%」はどのくらい信頼できる数字ですか?
全国の20〜59歳で月1回以上外食する512名へのインターネット調査で、76%はそのうちSNS・動画で店を見つけた86名の回答です。母数が小さめで、調査会社はMEO支援も行う事業者のため、目安として読むのが適切です。ただし、全体でも54%が調べ直しをしており、傾向としては参考になります。
Googleマップの写真は、お客様が投稿したものに任せておけばいいですか?
お客様の写真も参考にされますが、それだけだと暗い写真や古いメニューの写真が目立つことがあります。オーナーとして、看板料理・店内・外観・入口の写真を自分で登録し、季節やメニューが変わったら入れ替えるのがおすすめです。