無料相談

口コミが増えない飲食店は「頼み方」より「頼む場所」を見直す。テーブルPOP・会計・お見送りの3か所で、Googleのルールを守って口コミを自然に集める方法【POP文面・声かけ台本付き】

口コミが増えない飲食店は「頼み方」より「頼む場所」を見直す。テーブルPOP・会計・お見送りの3か所で、Googleのルールを守って口コミを自然に集める方法【POP文面・声かけ台本付き】

Googleビジネスプロフィールでは、口コミ依頼用のリンクとQRコードを作れます。ただし見返り・内容の指定・その場での投稿要求・スタッフのノルマは禁止です。テーブルPOP・会計・お見送りの3か所で、ルールを守って口コミを自然に集める文面と声かけ台本をまとめました。

先に結論をお伝えします。飲食店の口コミが増えないとき、見直すべきは「頼み方の上手さ」より「どこで頼むか」です。Googleビジネスプロフィールでは口コミ依頼用のリンクとQRコードを作れます。これをテーブルPOP・会計・お見送りの3か所に置き、全員に同じ一言でお願いするのが、ルールを守りながら件数を増やす近道です。

こんな悩みはありませんか?

  • 料理の評判は良いのに、Googleの口コミが月に数件しか増えない
  • 「口コミお願いします」と言いたいが、押し付けがましくならないか心配
  • 「書いてくれたら1杯サービス」は効きそうだけど、やっていいのか分からない

この記事で分かること

  • Googleの口コミ用QRコードの作り方と、やってはいけない5つの頼み方
  • テーブルPOP・会計・お見送りの3か所で使える文面と声かけ台本
  • 口コミが増えると、売上のどこに効くのか

口コミ用のリンクとQRコードは、Googleで無料で作れる

Googleビジネスプロフィールにログインし、「クチコミを読む」→「クチコミを増やす」を開くと、口コミ依頼用のリンクとQRコードが表示されます。Googleのヘルプでは、領収書・メール・店頭の掲示などで共有する使い方が案内されています。

注意点は1つ。QRコードの保存はパソコンのブラウザからのみです(右クリックで画像として保存)。スマホの管理画面だけで探しても見つからないので、一度パソコンで保存して印刷用に使い回してください。

置き場所 使う形 向いている業態
テーブル・カウンター QR付きPOP 居酒屋・焼肉・カフェ・ラーメン
会計 声かけ+レシート・カード すべての業態
お見送り・後日 ショップカード/予約確認のメッセージにリンク コース・宴会・高単価店

よくある誤解:「1杯サービスを付ければ早く集まる」

一番効きそうに見えるのが「口コミを書いてくれたらドリンク1杯サービス」です。しかし、Googleのポリシーでは見返り(金銭・割引・無料の商品やサービス)と引き換えに口コミを募ることが禁止されています。違反した口コミは削除される可能性があり、増えた件数ごと失うことになります。

さらに、2023年10月1日からはステルスマーケティング規制(景品表示法)が施行されています。店が依頼・指示して書かせた投稿は「店の広告」とみなされる可能性があります。見返り付きのお願いは、Googleのルールと法律の両方でリスクがあると考えてください。

ポリシーで禁止されている頼み方は、次の5つです。

# やってはいけない頼み方 飲食店でありがちな例
1 見返りと引き換えに頼む 「書いたら1杯サービス」「次回10%オフ」
2 特定の内容を書くよう頼む 「〇〇の感想を入れてください」「★5でお願いします」
3 その場で書くよう求める 書き終わるまでテーブルで待つ
4 スタッフにノルマを課す 「1人月10件」の目標と評価
5 満足した人だけに頼む 喜んでいる常連にだけQRを渡す

許されているのは、見返りなしで、実体験に基づく投稿をお願いすることだけです。料理名を自然に残してもらう工夫は、口コミに料理名が残る3つの仕掛けで解説しています。

テーブルPOP:料理を待つ時間に、目に入る位置へ置く

なぜテーブルなのか

お客様がスマホを手に取るのは、料理を待つ時間と食後のひと息です。会計のあとは帰ることに意識が向くので、テーブルで一度目に入っていると、帰りの電車や帰宅後に思い出してもらいやすくなります。

どう置くか

  • メニュー立て・調味料の横など、座ったまま視界に入る位置に置く
  • QRは一辺3cm以上を目安にし、照明の反射が少ない紙に印刷する
  • 文面は「お願い」より「感想を聞かせてください」に寄せる。★の数や内容には触れない

そのまま使えるPOP文面

ご感想をお聞かせください 本日のお食事はいかがでしたか。良かったことも、気になったことも、Googleマップに率直なご感想をいただけると、今後のお店づくりの参考になります。 【QRコード】 ※投稿は任意です。お帰りのあとでもかまいません。

「良かったことも、気になったことも」と書いておくと、満足した人だけを選んでいる印象になりません。「お帰りのあとでもかまいません」は、その場で書かせない姿勢を伝える一文です。

会計:全員に同じ一言だけ、お願いする

なぜ会計なのか

会計は、すべてのお客様とスタッフが必ず言葉を交わす場面です。ここで全員に同じ一言を添えるルールにすれば、相手を選ぶこと(選別)も防げます。

声かけ台本(10秒で終わる長さ)

「本日はありがとうございました。もしよろしければ、レシートのQRからGoogleにご感想をいただけると励みになります。またお待ちしております。」

ポイントは3つです。

  • 全員に同じ言葉で:常連か新規か、満足していそうかで変えない
  • 押さない:「もしよろしければ」で終え、反応を待たない
  • 紙を添える:レシートの裏やカードにQRを印刷しておくと、言葉だけより残る

スタッフへの伝え方

「1人月〇件」のような件数目標は、ポリシーで禁止されているノルマにあたります。スタッフには「全員に一言添える」という行動だけをルールにし、件数で評価しないでください。

お見送り・後日:コースや宴会は「帰ったあと」に頼む

なぜ後日なのか

コース料理や宴会、接待の席では、会計時に口コミの話をするのは場にそぐわないことがあります。こうした業態は帰宅後に思い出してもらう形が向いています。

どうやるか

  • お見送りで渡すショップカードの裏にQRを入れる
  • 予約サービスやLINEで送るお礼のメッセージに口コミリンクを添える(予約時の連絡先を、お店からの連絡に使ってよいかは各サービスの規約を確認)
  • 宴会は幹事様に「ご参加の皆さまにもよろしければ」とカードを数枚お渡しする

お礼メッセージの例文

〇〇様、本日はご来店ありがとうございました。お料理やお時間はいかがでしたか。よろしければGoogleマップにご感想をお寄せください。いただいた声は、スタッフ全員で読ませていただいています。【口コミリンク】

Point

口コミは「頼み方の上手さ」より「頼む場所」で増えます。テーブル・会計・お見送りの3か所で、全員に同じ一言を添えるだけで十分です。

売上のどこに効くか

口コミが増えてまず効くのは、新規の来店数です。Googleのヘルプでは、ローカル検索の順位を決める要素の一つに「知名度」があり、口コミの数や評価も反映されると説明されています。件数が増え、最近の口コミが並んでいる店は、マップで比較されたときに候補に残りやすくなります。

次に効くのが予約の確度です。宴会の幹事や初めての人ほど、最近の口コミを読んで「失敗しない店か」を確かめます。ヒロガルが支援する京都市内の居酒屋様(2026年7月)では、口コミ632件・★4.6、1ヶ月で105件の口コミが集まり、Googleマップからのアクションは月603件(うちルート検索389件)でした。口コミの件数とマップからの来店行動は、同じ月の数字として並べて見ておくことをおすすめします。

今日できるチェックリスト

# 項目 確認
1 パソコンから口コミ用QRコードを保存した □
2 テーブルPOPを、座ったまま見える位置に置いた □
3 POPに★の数・内容の指定・見返りが書かれていない □
4 会計の声かけを全員同じ一言にそろえた □
5 レシートかショップカードにQRを入れた □
6 スタッフに件数のノルマを課していない □
7 コース・宴会はお礼メッセージで後日お願いしている □

まとめ

  • 口コミ用のリンクとQRコードは、ビジネスプロフィールの「クチコミを増やす」から作れる(QRの保存はパソコンのみ)
  • 見返り・内容の指定・その場で書かせる・ノルマ・選別の5つは禁止
  • テーブルPOPは「感想を聞かせてください」の文面で、待ち時間に目に入る位置へ
  • 会計は全員に同じ一言。スタッフは件数ではなく行動で評価する
  • コース・宴会は、ショップカードやお礼メッセージで帰宅後にお願いする

ヒロガルは200店舗以上を支援しており、うちミシュランガイド掲載店は10店舗です。届いた口コミへの返し方は口コミ返信の例文【低評価編】、マップで上位に入る条件は「近くの居酒屋」で上位3位に入る店の条件で解説しています。全体像は飲食店のGoogle集客ガイドをご覧ください。

参考:マップユーザーの投稿コンテンツに関するポリシー/Google ビジネス プロフィール ヘルプ「Google リンクまたは QR コードを作成してクチコミをリクエストする」/Google ビジネス プロフィール ヘルプ「ローカル検索結果のランキングを改善する」/消費者庁「ステルスマーケティングに関する景品表示法違反」

この記事が含まれるガイドMEO・AI検索対策 完全ガイド|Googleマップで上位3位に入り、AIに店名を挙げてもらうための全手順(美容室・飲食店向け)

この記事をシェア

X LINE Facebook

よくあるご質問

Googleの口コミ用QRコードはどこで作れますか?

Googleビジネスプロフィールの「クチコミを読む」から「クチコミを増やす」を開くと、口コミ依頼用のリンクとQRコードが表示されます。QRコードの保存はパソコンのブラウザからのみで、右クリックで画像として保存できます。

「口コミを書いてくれたらドリンク1杯サービス」はダメですか?

できません。Googleのポリシーでは、割引や無料の商品・サービスなどの見返りと引き換えに口コミを募ることが禁止されています。2023年10月1日からはステルスマーケティング規制(景品表示法)も施行されており、店が依頼して書かせた投稿は店の広告とみなされる可能性があります。

満足していそうなお客様にだけ声をかけるのは問題ですか?

肯定的な口コミだけを選んで募ることはポリシーで禁止されています。声をかけるなら、会計した全員に同じ一言でお願いするなど、相手を選ばない形にしてください。

関連記事

口コミ飲食店

「高い」「前より値上がりした」の低評価に、反論も値下げもしない。10月の値上げ後に飲食店が返す口コミ返信の3要素「感謝・中身・選び方」【状況別の返信例文5つ付き】

最低賃金(全国平均1,177円)と食品値上げが重なった10月、価格への不満が口コミに書かれることがあります。反論や割引の約束は、次に来店を検討する人の不安を増やしかねません。「感謝・中身・選び方」の3要素で返す型と、量・値上げ・お通し・ドリンク・高単価店の5場面の例文をまとめました。

口コミ飲食店

★4.9の店より★4.6の店が選ばれることがある。Googleマップの口コミ評価を上げる前に、飲食店が整える「件数・新しさ・返信」の3つ【★別返信テンプレ付き】

米ノースウェスタン大学の調査では、購入率は★4.0〜4.7で最も高く、5.0に近づくと下がる傾向が示されています。飲食店のGoogle口コミも★の高さだけでは選ばれません。件数・新しさ・返信の3つで「信頼できる★」に変える方法を、★別の返信テンプレ付きで解説します。

口コミ飲食店

口コミに「料理名」が残る飲食店は、Googleマップで看板料理ごと見つかる。「書いてください」と頼まずに料理名を覚えてもらう3つの仕掛け【チェックリスト付き】

Googleマップは口コミと写真から「人気の料理」を読み取り、料理名で店を見つけやすくしています。一方で「料理名を入れて」と頼むのはポリシー違反です。依頼せずに看板料理の名前を覚えてもらう、名前・写真・返信の3つの仕掛けと、今日できるチェックリストをまとめました。

編集部のおすすめ

← 記事一覧へ戻る