「近くの居酒屋」で探されても自店が出てこない飲食店へ。Googleマップで上位3位に入る店の条件を「関連性・距離・知名度」で解説【12項目チェックリスト付き】

「近くの居酒屋」「駅名 焼肉」で検索したとき、Googleマップの上位3位に入る店には共通点があります。Googleが公式に示す順位の3要素「関連性・距離・知名度」から、飲食店がゼロから始めるMEOの手順と、今日確認できる12項目のチェックリストを整理しました。
先に結論をお伝えします。Googleマップの順位は、Googleが公式に示している「関連性・距離・知名度」の3つで決まります。お金を払って順位を上げてもらうことはできません。距離は変えられませんが、関連性と知名度はお店側の運用で変えられます。
こんな悩みはありませんか?
- 店の前を歩いている人が「近くの居酒屋」で検索しても、自店が出てこない
- 駅から遠くないのに、少し離れた競合店のほうが上に表示される
- Googleビジネスプロフィールは登録したものの、何をすればいいか分からない
この記事で分かること
- Googleマップで上位に出る店が満たしている3つの条件
- 飲食店がやりがちな「逆効果の対策」
- 今日そのまま使える12項目のチェックリスト
よくある誤解:「店名にキーワードを入れれば上に出る」は危険です
Googleマップで上位の店を見ると、「〇〇駅前 居酒屋 △△」のように店名に地名や業態が入っていることがあります。これをまねて店名を書き換えるのは、おすすめしません。
Googleのガイドラインでは、実際の店名にない地名・宣伝文句・営業時間などをビジネス名に加えることは禁止されています。一時的に順位が上がったように見えても、他のユーザーからの修正提案や審査で店名が戻されたり、表示が制限されたりするおそれがあります。
店名は看板やレシートと同じ正式名称にして、「何の店か」はカテゴリ・説明文・メニュー・写真で伝える。これが遠回りに見えて一番安全な方法です。
関連性:「何の店か」をGoogleに正しく伝える
なぜ大事か
「近くの居酒屋」「駅名 もつ鍋」と検索されたとき、Googleはまず「この店は検索された言葉に合っているか」を判断します。情報が少ない店は、実際には合っていても候補から外れやすくなります。
どうやるか
- メインカテゴリは一番具体的なものを1つ:「居酒屋」より「焼き鳥店」「もつ鍋店」のほうが合う場合は、そちらを選びます。Googleも「最も具体的で中核事業を表すカテゴリ」を選ぶよう案内しています
- メニューを登録する:看板メニューの名前と価格が入っていると、料理名での検索と結びつきやすくなります
- 属性を埋める:個室・喫煙可否・貸切・テイクアウト・カード決済など。宴会幹事はここを見て候補を絞ります
例
焼き鳥が看板の居酒屋なら、メインカテゴリ「焼き鳥店」、追加カテゴリ「居酒屋」、メニューに串の名前を10品ほど、写真に焼き場と串の盛り合わせ。これだけで「何の店か」がはっきり伝わります。
距離:変えられない要素は「正確さ」で負けないようにする
なぜ大事か
距離は、検索している人の現在地とお店の位置で決まります。お店側で縮めることはできません。ただ、ピンの位置や住所がずれていると、本来出るべき範囲で表示されないことがあります。
どうやるか
- マップ上のピンが入口の位置と合っているか確認する
- ビルの階数・入口の場所を住所や説明文に書く(「〇階」「エレベーターで」など)
- 臨時休業・祝日の営業時間を必ず更新する
距離で不利な店ほど、関連性と知名度で差をつける必要があります。「少し歩いてでも行きたい」と思わせるのは、写真と口コミです。
知名度:口コミと写真で「選ばれている店」になる
なぜ大事か
Googleは知名度の要素として、口コミの数や評価、ネット上での知られ方を挙げています。公式ヘルプでも、好意的な口コミや有用な返信は、ビジネスの注目度を高めるのに役立つと説明されています。
どうやるか
- 口コミには全件返信:低評価も含めて、1〜3日以内を目安に
- 写真は定期的に追加:料理・店内・外観・スタッフ。夜の外観写真は「この店だ」と分かる手がかりになります
- 口コミは実体験をお願いするだけ:割引などの見返りや、料理名を書くよう指定するお願いはGoogleのポリシーで禁止されています。詳しくはGoogle口コミは「件数」より「中身」で解説しています
例(数字)
ヒロガルがMEOを支援している京都市内の日本酒・燻製の居酒屋様(2026年7月)では、Googleマップでの表示が月約1.57万回、ルート検索や電話などのアクションが603件(うちルート検索389件)、口コミは632件・★4.6でした。口コミへの返信と写真の追加を続けることで、「選ばれている店」としての情報量が積み上がっていきます。
Point
Googleマップの順位はお金では買えません。距離は変えられなくても、「何の店か」と「選ばれている理由」は毎週の運用で積み上げられます。
売上のどこに効くか
Googleマップで上位に出ることの価値は、「今から行く店」を探している人に見つかることです。ルート検索は来店の直前にとられる行動で、電話や予約ボタンのタップは予約数にそのままつながります。つまりMEOは、新規の来店数と予約数の入口に効きます。
さらに、口コミへの返信やメニュー写真は「行ってみたら思っていたのと違った」を減らすので、満足度とリピートにも関わります。まずはインサイトの「ルート検索」と「通話」の件数を毎月メモしておくと、変化が見えやすくなります。
今日確認できる12項目チェックリスト
| # | 項目 | 確認 |
|---|---|---|
| 1 | 店名が看板と同じ正式名称になっている(地名・宣伝文句なし) | □ |
| 2 | メインカテゴリが一番具体的なものになっている | □ |
| 3 | 追加カテゴリは必要最小限 | □ |
| 4 | 営業時間・ラストオーダー・定休日が正しい | □ |
| 5 | 祝日・年末年始の特別営業時間を登録している | □ |
| 6 | ピンの位置が入口と合っている/階数を書いている | □ |
| 7 | 電話番号・予約リンク・公式サイトがつながる | □ |
| 8 | メニュー(看板料理+価格)を登録している | □ |
| 9 | 属性(個室・貸切・喫煙・決済方法など)を埋めている | □ |
| 10 | 料理・店内・外観(昼と夜)の写真がそろっている | □ |
| 11 | 直近の口コミにすべて返信している | □ |
| 12 | 最新情報(投稿)を月2回以上出している | □ |
Point
上位3位に入る店は、特別な裏技ではなく「空欄がない・情報が正しい・口コミに返している」店です。
まとめ
- Googleマップの順位は「関連性・距離・知名度」で決まり、お金では上げられない
- 店名にキーワードや地名を足すのはガイドライン違反。正式名称のままにする
- 関連性はカテゴリ・メニュー・属性・写真で伝える
- 知名度は口コミへの返信と写真の追加で積み上げる。見返りつきの依頼はしない
- まずは12項目のチェックリストで空欄をなくし、ルート検索と通話の件数を毎月見る
ヒロガルは200店舗以上を支援しており、うちミシュランガイド掲載店は10店舗です。次に読むなら、AIに店を推薦してもらう条件をまとめたAI検索で「選ばれる店」になるには?、飲食店のGoogle対策の全体像は飲食店のGoogle集客ガイドをご覧ください。
参考:Google ビジネスプロフィール ヘルプ「Google のローカル検索結果のランキングを改善する方法」/Google ビジネスプロフィール ヘルプ「Google でのビジネス情報のガイドライン」
よくあるご質問
お金を払えばGoogleマップの順位を上げてもらえますか?
いいえ。Googleは公式ヘルプで、ランキングを上げるためのリクエストや金銭の受け取りには応じていないと明記しています。広告枠は別にありますが、通常の検索結果の順位は「関連性・距離・知名度」で決まります。
店名に「居酒屋 〇〇駅前」のようにキーワードを入れると上位に出やすくなりますか?
Googleのガイドラインでは、実際の店名にない地名や宣伝文句をビジネス名に加えることは禁止されています。違反すると表示が制限されることもあるため、店名は看板・レシートと同じ正式名称にし、キーワードはカテゴリ・説明文・メニュー・写真で伝えるのが安全です。
MEOの効果が出るまでどのくらいかかりますか?
店の立地や競合の数によって大きく変わるため、一律の期間は言えません。まず空欄を埋める・写真を足す・口コミに返信するといった基本を整え、インサイト(表示回数・ルート検索・電話)の変化を月ごとに見ていくのがおすすめです。