名古屋のラーメン店は口コミの18.7%が外国語、浅草では1ヶ月で69%。9月30日・10月6日発表のGoogle口コミ分析から読む、外国語の口コミを「読まずに放置」している飲食店が今週やる3つのこと【返信テンプレ付き】

訪日ラボ(株式会社mov)が9月30日・10月6日に発表したGoogleマップの口コミ分析では、名古屋のラーメン店320店で口コミの18.7%が外国語、浅草2,303店では1ヶ月の口コミの約69%が外国語でした。外国語の口コミを数える・読む・返すの3つで、訪日客の来店につなげる方法を整理します。
先に結論をお伝えします。訪日ラボ(株式会社mov)が10月6日に発表した分析では、名古屋のラーメン店320店に付いたGoogleマップの口コミのうち18.7%が外国語でした。9月30日発表の浅草編では、2,303店に1ヶ月で付いた口コミ9,656件のうち、外国語が6,666件を占めています。
外国語の口コミは、次に来る訪日客が自分の言語で読む「店の説明書き」です。今週やることは、数える・読む・返すの3つです。
こんな悩みはありませんか?
- 英語や中国語の口コミが付いているが、読めないのでそのままにしている
- 訪日客は来ているのに、Googleマップ経由でどれだけ来ているか分からない
- 外国語の低評価が付いたが、何が不満だったのか把握できていない
この記事で分かること
- 9月30日・10月6日に発表された、外国語口コミの数字
- 外国語の口コミから「次の来店」につながる情報を読み取る方法
- 英語・繁体字・韓国語で使える、短い返信テンプレ
何が発表されたか:口コミの「言語の比率」が数字で出た
訪日ラボは、Googleマップで公開されている口コミを抽出して独自に分析し、外国語の口コミ数で飲食店をランキングしています。直近2本の数字は次のとおりです。
| 発表日 | 対象 | 期間 | 口コミ総数 | うち外国語 |
|---|---|---|---|---|
| 9月30日 | 浅草の飲食店 2,303店 | 2026年8月21日〜9月18日 | 9,656件 | 6,666件(約69%) |
| 10月6日 | 名古屋のラーメン店 320店 | 2026年3月1日〜9月29日 | 11,129件 | 2,082件(18.7%) |
名古屋編では、外国語口コミの内訳が英語32.3%・繁体字28.7%・韓国語28.2%とほぼ3等分でした。また、外国語口コミの平均評価は★4.64で、日本語口コミの★3.95を上回っています。上位には牛肉料理・うどん・ラーメンなど、日本らしい料理の店が並びました。
ここからは見立てです。浅草は観光地の中心で、名古屋は観光と出張が混ざる都市です。観光地でなくても、口コミの2割近くが外国語になり得ることを示す数字だと読めます。
よくある誤解:「英語の口コミは、日本人のお客様には関係ない」
外国語の口コミは日本人には読まれない、と考えがちです。しかし、Googleマップの口コミは閲覧する人の言語に合わせて自動で翻訳され、原文も一緒に表示されます。つまり外国語の口コミも、店の評価と印象の一部として日本人に読まれています。
さらに名古屋編のように外国語口コミの平均★が日本語より高い場合、外国語の口コミを放置することは、店の評価を支える声を活かしきれていないことにもなります。
数える:自店の外国語口コミを言語別に把握する
なぜ数えるのか
どの言語の口コミが多いかで、優先して整える言語が決まります。名古屋のように英語・繁体字・韓国語が並ぶ場合と、英語だけが多い場合とでは、メニューや返信で用意する言語が変わります。
どうやるか
Googleビジネスプロフィールの口コミ一覧で、過去3ヶ月分を言語ごとに数えます。15分ほどで終わる作業です。次の表をそのまま使ってください。
| 項目 | 記入例 |
|---|---|
| 過去3ヶ月の口コミ総数 | 60件 |
| うち外国語(件数・%) | 12件(20%) |
| 多い言語の上位3つ | 英語・繁体字・韓国語 |
| 外国語口コミの平均★ | ★4.5 |
| 返信済みの外国語口コミ | 3件 / 12件 |
読む:褒められた点と困った点を、写真と情報に反映する
なぜ読むのか
外国語の口コミには、日本人のお客様がわざわざ書かない情報がよく出てきます。たとえば「券売機の使い方が分からなかった」「現金のみと知らなかった」「行列の待ち時間が読めなかった」などです。これは次の訪日客が来店前に知りたいことそのものです。
どうやるか
翻訳ツールで1件ずつ読み、「褒められた料理・体験」と「困ったこと」に分けてメモします。褒められた料理は写真の1枚目や投稿に、困ったことはビジネスプロフィールの属性(支払い方法・予約の要否)や写真(券売機・入口)に反映します。
Point
外国語の口コミは「評価」ではなく、次の訪日客が来店前に知りたいことを教えてくれる「質問集」として読む。
返す:同じ言語で、短く具体的に返信する
なぜ返すのか
返信は、書いた本人だけでなく、同じ言語で店を探している次のお客様にも読まれます。お店が外国語の声を読んでいることが伝わると、来店前の不安が小さくなります。
そのまま使える返信テンプレ
翻訳ツールで下書きしても構いません。料理名と店のルールだけは、訳が正しいか確認してください。
英語(お礼) Thank you for visiting us and for your kind review! We're glad you enjoyed our ramen. We hope to see you again on your next trip to Japan.
英語(待ち時間への不満) Thank you for your honest feedback, and we're sorry for the long wait. We have added our busy hours and payment options to our Google Maps page so you can plan ahead. We hope to welcome you again.
繁体字(お礼) 感謝您的光臨與評價!很高興您喜歡我們的料理。期待您下次來日本時再次光臨。
韓国語(お礼) 방문해 주셔서 감사합니다! 맛있게 드셨다니 기쁩니다. 다음에 일본에 오시면 또 들러 주세요.
英語・韓国語の別パターンは訪日客の数字から読む、Googleマップで見直す3つのことにも載せています。
なお、訪日客に口コミをお願いするときも、割引や特典と引き換えにすること、料理名など特定の内容を書くよう頼むことは、Googleのポリシーで禁止されています。
売上のどこに効くか
外国語の口コミを「数える・読む・返す」ことが効くのは、主に訪日客の来店数です。訪日客は旅行先で、自分の言語で書かれた口コミを手がかりに店を決めます。困ったこと(支払い・待ち時間・入り方)が来店前に解消されていれば、迷って別の店に流れる人を減らせます。
もう一つは客単価です。外国語の口コミで褒められている料理を写真やメニューで前に出すと、注文がその料理に集まりやすくなります。どれだけ増えるかは店ごとに違うため、上の表を毎月つけて、外国語口コミの件数と訪日客の来店の動きを並べて見てください。
ヒロガルは200店舗以上を支援しており、うちミシュランガイド掲載店は10店舗です。外国語の口コミを月に一度まとめて読むだけでも、写真や情報の直すべき点が見えてきます。
まとめ
- 名古屋のラーメン店320店では口コミの18.7%が外国語、浅草では1ヶ月の口コミの約69%が外国語でした
- 外国語の口コミも自動翻訳で日本人に読まれ、店の印象の一部になっています
- 今週やるのは「数える(言語別に把握)」「読む(困ったことを情報に反映)」「返す(同じ言語で短く)」の3つです
- 口コミのお願いに特典を付けたり、内容を指定したりするのは国籍に関係なく禁止です
次に読むなら、訪日客に見つかるためのGoogleマップ多言語対応チェックリストがおすすめです。飲食店のGoogle対策全体は飲食店のGoogleマップ・AI検索対策まとめにまとめています。
参考: - 【独自調査】2026年最新:外国人に人気の飲食店ランキング[名古屋×ラーメン編](株式会社mov/PR TIMES、2026年10月6日) - 【2026年最新】名古屋で外国人に人気のラーメン店TOP10(訪日ラボ、2026年10月6日) - 【独自調査】2026年最新:外国人に人気の飲食店ランキング[浅草編](株式会社mov/PR TIMES、2026年9月30日) - Googleマップのユーザー投稿コンテンツに関するポリシー(Google)
よくあるご質問
外国語の口コミが月に数件しかない店でも、対応は必要ですか?
件数が少ない店ほど、1件ずつ読む価値があります。外国語の口コミは、同じ言語で店を探す次のお客様が読む情報です。まずは過去3ヶ月分を数えて、どの言語が多いか、何が書かれているかを確かめるところから始めてください。
外国語の口コミへの返信は、翻訳ツールを使ってもよいですか?
使って構いません。ただし、料理名や店のルール(現金のみ・予約制など)が正しく訳されているかは確認してください。短く、具体的に、お礼と一言を書く形にすると、翻訳の誤りも起きにくくなります。
訪日客に「口コミを書いてください」とお願いしてもよいですか?
実体験に基づく投稿を、内容に影響を与えずにお願いすることは認められています。一方で、割引や特典と引き換えにすること、料理名など特定の内容を書くよう頼むこと、その場で書くよう求めることはGoogleのポリシーで禁止されています。国籍に関係なく同じルールです。