Googleマップ「マップに相談(Ask Maps)」が日本で使えるようになりました。美容室が今週やるべき3つのこと

2026年8月、Googleマップの会話型AI検索「マップに相談(Ask Maps)」が日本で提供開始。「近くで白髪ぼかしが得意な美容室は?」とマップに聞く時代が始まりました。AIが何を読んで店を選ぶのか、美容室・サロンが今週中にやるべき3つの対策をまとめます。
「近くで、白髪ぼかしが得意で、土曜の夕方に空いている美容室ある?」——お客様がGoogleマップに話しかけてお店を探す時代が、日本でも始まりました。
Googleは2026年8月7日、Googleマップの会話型AI検索「マップに相談(Ask Maps)」を日本を含む150以上の国と地域に拡大すると発表し、8月8日以降、日本語での提供が順次始まっています。3月から米国・インドで先行提供されていた機能が、いよいよ日本の店舗にも直接影響する段階に入りました。
この記事では、「マップに相談」で何が変わるのか、そしてAIがどの情報を見てお店を選ぶのかを踏まえ、美容室・サロンが今週中にやるべき3つのことをまとめます。
「マップに相談」で何が変わるのか
キーワード検索から、会話型の相談へ
これまでのGoogleマップは「日本橋 美容室」のようなキーワードで検索し、一覧から自分で選ぶ仕組みでした。「マップに相談」では、Gemini(GoogleのAI)に自然な言葉で条件を伝えると、AIがGoogleマップ上の店舗情報・口コミ・写真を読んで、条件に合う数店を提案します。
- 「子連れで行きやすくて、キッズスペースがある美容室」
- 「メンズカットが上手で、夜21時まで開いている店」
- 「初めてのブリーチで不安。カウンセリングが丁寧なサロン」
こうした複合条件の質問に、AIが答えを返します。
起動方法
Googleマップアプリ(iOS/Android)の検索バー付近に表示される「マップに相談」ボタンから利用できます。段階的な展開のため、まだ表示されない端末もありますが、今後標準機能になっていく見込みです。
8月のアップデートで追加された機能
日本展開と同時に、飲食店の注文サポート、公共交通機関のリアルタイム情報、過去の会話を引き継ぐ機能なども追加されました。「探す→決める→行く」までをマップの中で完結させる方向に、Googleは明確に動いています。
Point
お客様が「一覧を見て選ぶ」から「AIが絞った候補から選ぶ」へ。候補に入れなければ、比較すらされません。AIは何を読んで、お店を選んでいるのか
「マップに相談」は、Googleマップが持つ膨大な店舗情報・口コミ・写真を分析して回答します。つまり、AIが読んでいるのは次の3つです。
| 情報源 | AIが読み取っていること |
|---|---|
| Googleビジネスプロフィール | カテゴリ、サービス、属性、営業時間、説明文 |
| 口コミ | 「どんな人が、何を目的に来て、何が良かったか」という具体的な内容 |
| 写真 | 店内の雰囲気、施術例、設備(個室・キッズスペースなど) |
たとえば「カウンセリングが丁寧なサロン」という質問に対して、AIは口コミの中に「カウンセリング」「丁寧」「不安だったが安心できた」といった記述がある店舗を候補に挙げます。プロフィールに書いてある「丁寧なカウンセリング」より、お客様の口コミに書かれた「丁寧だった」のほうが、AIにとっては強い根拠になります。
詳しくはAI検索で「選ばれる店」になるための3つの情報源で解説しています。
美容室が今週やるべき3つのこと
① 自分のスマホで「マップに相談」に聞いてみる
まず現在地を知ることから。Googleマップアプリを最新版にして、「マップに相談」を開き、次のように聞いてみてください。
- 「(自店のエリア)でおすすめの美容室」
- 「(自店のエリア)で(自店の得意メニュー)が得意な美容室」
- 「(自店のエリア)で、(自店のターゲット層)向けの美容室」
自店が挙がるか、挙がらないか。挙がる場合、どの口コミが引用されているか。挙がらない場合、代わりにどの店が、どんな理由で挙がっているか。これが、今後の対策の出発点になります。
② サービス欄と属性を「お客様の言葉」で埋める
AIは、質問に含まれる条件とプロフィールの情報を照合します。サービス欄に「白髪ぼかし」「縮毛矯正」「メンズカット」「学割」が登録されていなければ、それらの質問で候補に入る根拠がありません。属性(キッズスペース・駐車場・個室・バリアフリー)も同様です。
空欄を埋める具体的な手順はGoogleビジネスプロフィールの12項目チェックリストにまとめています。所要時間は60〜90分です。
③ 「具体的な口コミ」が集まる導線をつくる
AIが最も重視するのは口コミの中身です。「良かったです」では条件との照合ができません。「初めての白髪ぼかしで、仕上がりを写真で見せてもらえて安心した」という口コミなら、「白髪ぼかし」「初めてでも安心」「カウンセリング」という3つの条件に対して根拠になります。
口頭で「口コミお願いします」と伝えるだけでは、短い感想しか集まりません。1分アンケートに答えてもらい、その回答をもとに口コミを書いてもらう導線をつくると、具体的な口コミが自然に増えます。仕組みのつくり方はGoogle口コミは「件数」より「中身」をご覧ください。
すでに整えてきた店舗は、そのまま有利
「マップに相談」は新しい機能ですが、参照している情報は従来のMEO対策と同じ土台です。ヒロガルのご支援先(22ビジネス)では、プロフィール整備・週1投稿・口コミ運用をパッケージで続けた結果、主要な質問パターンでのAI検索表示率が44.4%から70.3%に上昇し、対策キーワードの70%でGoogleマップ上位3位以内に表示されています。
土台を整えてきた店舗は、そのまま「マップに相談」でも選ばれやすい。逆に、プロフィールが空欄のままの店舗は、この変化で差が一気に開きます。
まとめ
- 2026年8月、Googleマップの会話型AI検索「マップに相談(Ask Maps)」が日本で提供開始
- お客様は「一覧から選ぶ」のではなく、「AIが絞った候補から選ぶ」ようになる
- AIが読むのは、Googleビジネスプロフィール・口コミの中身・写真の3つ
- 今週やること:①自分で聞いてみる ②サービス欄・属性を埋める ③具体的な口コミが集まる導線をつくる
まず、自分のスマホで「マップに相談」を開いて、自店のエリアで聞いてみてください。そこで見えた現在地が、いちばん確かな出発点です。
参考:Google の発表(2026年8月6日)、Googleマップ「Ask Maps」が日本を含む150以上の国と地域に拡大、新機能も追加(海外SEO情報ブログ)、Google マップの「マップに相談」、日本を含む 150 以上の国と地域に展開(HelenTech)
よくあるご質問
「マップに相談」は自分のスマホで確認できますか?
はい。Googleマップアプリ(iOS/Android)を最新版に更新し、検索バー付近に表示される「マップに相談」のボタンから利用できます。段階的に展開されているため、まだ表示されない端末もあります。
マップに相談に自店を「登録」する方法はありますか?
専用の登録はありません。Googleビジネスプロフィールの情報・口コミ・写真がそのまま参照されます。つまり、プロフィールを整え、口コミの中身を充実させることが、そのまま対策になります。
従来のMEO対策と何が変わりますか?
順位の考え方が「一覧で上に出る」から「AIが数店に絞った候補に入る」へ変わります。基本情報・口コミ・写真という土台は共通なので、MEOで整えてきた店舗ほど有利です。ただし口コミの「文章の中身」の重要度が上がります。